生徒さんで、他の着付け教室ご経験者様のお話

着物の着付け教室も色々ですね

当ＨＰのトップページにも記載していますが、様々な着付け教室が有るようですね＾＾

当着付け教室の着付けが出来る生徒さんに、色々お話を伺う事が出来ました。

当着付け教室の生徒さんで、他着付け教室のご経験談を紹介させて頂きます。

今現在私は50歳で、少しは着付けが出来ます。着物の着付けと教室の池田さんには、『おさらい程度の着付け教室』で通いました。かなり昔の話なので、今もその教室が存在しているのかもわかりませんが・・・

何故、着付け教室に通おうと思ったのか？

元々、着付け教室に通うきっかけ（よその着付け教室ですが）は、高校生の頃にバイト先の蕎麦屋で着付けを習っている一回り年上の人がいて「面白いですか？」とたずねたところ、自分の為になるよと言っていたの覚えておりまして、社会人になってから最寄の着付け教室で生徒募集の新聞折り込みチラシを見て、面倒くさがりな性格の私がそれを思い出して珍しく、何となく応募して、即、教室に通う事になりました。

一緒に受講し始めたのは私を含めて3人。専業主婦と看護婦（今で言う看護師）さん。年代もそれぞれ違いましたが、少人数で、お年を召された先生でしたが優しく楽しい方だったので月2～3回ほどの教室は苦も無く通う事が出来ました。

気になる着付け教室の月謝は？？

月謝も最初のほうだったので全く負担にならない数千円だった気がします。その着付け教室では、まずは自分で浴衣が着れるところから始まります。いきなり自分の着物は用意しません。歴代の生徒さんの使っていた着物を貸してくれます。きちんとクリーニングに出してお手入れもしてくれているので気持ちよく使わせてもらいました。

次に一般的な着付け。振袖も着ます。名古屋帯・太鼓帯の結び方。帯はだんだん難しくなってきます。途中、お遊びのような感じで男性の着付けもやりました。自分たちで、男性の低い帯の位置の結び方を見て笑いあっていました。

高額な着物は売りつけられませんでした（笑）

年に1回か２回、着物業者が教室に来て安く販売に来ます。ただ、そうそうお客さんは来ませんので結局、身内の先生・生徒で買う事になるのですが、売りつけられている感じは有りませんでした。私は当時、浴衣と振袖以外は持っていなかったので1枚だけ購入する事にしました。

金額は小紋が当時1万円台（今の貨幣価値で２～３万位でしょうか？？）。そんなに高くなかったので社会人になって給料も入っていた事もあり。購入決断。これから活躍しそうでまだ持っていない無地の色つき小紋。その時の先生がいくつになっても着れる色を見てくださって、薄い桃色の柔らかな色に決めました。歳をとった今も着ています。何をそろえれば良いのか、小紋の種類はどう決めればいいのか。とにかく何も知らない小娘に親切丁寧に色々教えてくれたその時の先生には感謝です。

急に月謝が上がる時が来ました

次に習うのは、日が経ってくると自分で着る「着付け」ではなく、他人の着物を着せる「着せ付け」（他装）を教わりますが、これがなかなか難しいんです。

汗をかきながら2人がかりで交代で一人がモデルになって着せ付けをしました。自分で着るほうが体系も分かっているので簡単です。他人の体は難しく、大変。これを仕事にしている人を尊敬します。
科目も最終段階のとこまでくると、その着付け教室では、今までと違って検定を通過しなくてはいけませんでした。手に職をつけるのであればここで頑張って続けるべきだったのでしょうが、一気に月謝が高くなり、あまりに高いのでやむなく私はここで教室をやめました。あとの2人も似た理由で同時にやめてしまいました。今もそういった着付け教室は免許を取るのは高いのでしょうか？桁が違うのは非常に辛かったのを覚えています。

折角がんばって来ましたので、免許を取るまで途中でやめるのはもったいないような気がしましたが、さすがに、桁が違う月謝がとてもとても・・・（着物の着付けと教室の池田さんでは金額はそんなに変わらないと聞いてちょっとびっくりしました。）
着付けは結婚式でも葬式でも欠かせないものです。数十年前の若いころの私には、たった半年ばかりの習い事が、後々これほどまでに役に立つ教養だとは思っていませんでした。

たった、半年着付け教室へ通っただけでも良かったです

数年後に今の主人と結婚したのですが、お姑さんがお茶の先生をしていたので、年に1回の初釜（お茶の世界のお正月）の時には自分で着付けをして参加していました。お姑さんのお茶教室の生徒さんに「若いのに自分で着れるの?!」と感心してもらって嬉しかったのを覚えています。私以外の皆さんは美容院で着付けをお願いしている方と、着物を持っていなくて洋服で初釜に参加している方ばかりでした。

着付けは一度覚えると意外と体が覚えていますよ

興味本位で若いときに始めた習い事でしたが、30年経った今でも少し教えてもらうだけで、自分で着付けが出来ました。意外に忘れておらず、少し始めると直ぐに思い出す事が出来ましたので、お試し着付教室とおさらいの教室だけでも大丈夫で、しかも、受講内容を途中で飾り帯結びをメインにして頂きました。お急ぎコースで一日でも良かったかもしれません。

着付けはおススメの教養です

お茶もお花も教養という意味ではとてもいい習い事ですが、日本の文化に共通するものばかりなので、やはり着物を着る事は基本。

又、冠婚葬祭等も自分で着れるし、着崩れで困っている方のお直し位や、浴衣位なら他装できますので、娘さんがいらっしゃる方は、娘さんへ夏祭りへ浴衣を着せてあげたり、常に役立つのでやっておいて損がないおススメの教養だと思います。

今更、他装（着せ付け）を学ぶ予定は有りませんが、着物の着付けと教室の池田さんのお月謝なら、３０年前の私だと、他装（着せ付け）まで学んでいると思います。

今は、自分が着物を楽しむ為にもっと複雑な飾り帯結びを受講しようと思っています。

～～～～～～～～～～～～～生徒さんの話はここまで～～～～～～～～～～～～～